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ローマ帝国衰亡史〈2〉第11‐16章 ディオクレティアヌスとキリスト教の展開 (ちくま学芸文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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原始キリスト教の発展とは
この巻では、キリスト教の発展についての15,16章が、なかなか興味深いところです。当時としても相当な批判があったでしょうが、ギボンの奇蹟の遠回しな否定、殉教者数の水増し疑惑などの協会に対する皮肉は枚挙に遑がありません。現代にもさまざまな新興宗教が誕生していますが、1つの新興宗教が勢力を拡大していった数少ない成功事例を批判とともに述べられているあたり、読み応えがあると思います。
中興の祖たちの活躍
前巻は勝手に皇帝を称する者30人も出現してローマ帝国もあわやお終いというところでおわったが、これを救ったのがイリリクム(主にバルカン半島を中心とする地域)の武人出身の皇帝たちだ。そして、弛んだ軍紀を粛清し、帝国の混乱を収拾する。その中心となったのが中興の祖ディオクレティアヌスである。しかし、そのディオクレティアヌスも帝国を一人では維持できず、二人の正帝、二人の副帝による四分割を断行する。帝の退位後、後継帝どうしの内戦におちいり再び大混乱。
そのたたかいを勝ち抜き帝国を再統一したのが大帝コンスタンティヌスだった。
第十五、十六章は初期キリスト教について述べられている。かなり抽象的な議論がなされているので、苦手な人はさっと読み飛ばすといい。
とにかく、一人一人の人物像が鮮明に描かれていて、躍動感にあふれている。
筑摩書房
ローマ帝国衰亡史〈1〉五賢帝時代とローマ帝国衰亡の兆し (ちくま学芸文庫) ローマ帝国衰亡史〈3〉コンスタンティヌスとユリアヌス (ちくま学芸文庫) ローマ帝国衰亡史〈4〉西ゴート族侵入とテオドシウス (ちくま学芸文庫) ローマ帝国衰亡史〈5〉第31‐38章―アッティラと西ローマ帝国滅亡 (ちくま学芸文庫) ローマ帝国衰亡史〈6〉第39‐44章―ユスティニアヌスとビザンティン帝国 (ちくま学芸文庫)
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